「チャンネルが人に合わせる時代へ」コンテンツマーケティングの未来」を読んで考える事。

確かにというタイトルに釣られ、結局うーん・・・・です。

 

チャンネルが人に合わせる時代っていう言葉は悪くないし、今の時代をイメージできる言葉なんですが、問題は実際にあるコンテンツの分析です。

 

markezine.jp

 

「情報量」と「深さ」という目線は悪くないですが、正直少し抽象的すぎる表現だと感じました。

後は、例えで上げているサービスが全部成功してる前提な感じが気になりました。

アベマTVだって赤字のメディアです。

この先マネタイズがどの程度されるか、わかりません。アベマTVの本質は巨額投資による圧倒的な情報の垂れ流しです。

 

コンテンツマーケティングとは、有益で説得力のあるコンテンツを制作・配信することによって、ターゲット・オーディエンスを引き寄せ、獲得し、エンゲージメントをつくり出すためのマーケティングおよびビジネス手法を指す。 その目的は、収益につながる顧客の行動の促進である」と定義する。

 

VRなどへ繋がる理由もわからんではないですが、もっと物事はシンプルなはずです。

それは「情報量」でも「深さ」でもなく、「配信量」と「配信回数」というシンプルな土台の上に成り立っているという事を忘れてはいけないでしょう。

 

当たり前ですが、配信回数と配信量が無い物が人の目にとまる事はありません。

その上で、「何度、見ても」というのがポイントとなるだけです。

料理で言うなら、何度でも食べれる物と、何度も食べれない物が存在するのです。

 

広告塔で美男美女が使われるシンプルな理由がそこにあります。

何度でも見れる美男美女だから意味があるのです。

数少ない「配信量」と「配信回数」を水増しする効果が出るでしょう。

 

面白さも同じです。

今目の前でおこった面白い事を人は、再度確認したいと思うでしょう。

 

景色もそうです。

美しくない情景を心で反芻はしないでしょう。

 

VRとかは遊園地と同じです。

ジェットコースターもう一回乗りたいなと同じです。

 

コンテンツマーケティングというカッコイイ言葉を使ってるうちは多分駄目なんです。

 

もしどうしても「コンテンツマーケティング」みたいな事をしたいと考えるなら方法は単純です。

誰にモテたいと思うかという点だけです。

 

誰(消費者)かにモテるには、自分のいい所をアピールする必要があるのです。

アピールの方法は様々です。カッコイイでしょうという雰囲気だけでは、ファッションに目覚めたばかりの若者と変わりません。(そういう若者を、馬鹿にしてませんか? それと同じ事をしているのです。)

 

モテたくてモテたくしょうが無い場合はどうしますか?

おそらくどう見られるか?どう見られてるのか?どういう心境になるだろうか?相手がこれを言うとどう思うだろうか?必死にシミュレーションするはずです。

 

コンテンツマーケティングというカッコイイ言葉ではなく、泥臭いほどの見てもらう人へのアピールが本質なのではないでしょうか?