ジャンプ、マガジンはスマホで読む時代に。出版漫画はこれからどこに行くのか? 個人と大手出版社の垣根がなくなる時代に。
だいぶ前にジャンプ+アプリが出て以来、ジャンプを雑誌で買わずにスマホやタブレットで読むようになりました。月額900円で雑誌を買うよりも幾分お得ですし、何よりもかさばりません。
そんな中、ついにマガジンなども読み放題になるサブスクリプションが発表されました。
コミックDAYS
大本は講談社の漫画雑誌の取扱いです。
月額960円で13誌(少女マンガも入ってるのが少しあれですが)720円で6誌購読できる形になっています。
出版業界は完全にサブスクリプション時代に
先行で出ていたジャンプが今回の講談社と違うのは週刊ジャンプのサブスクリプションがある事もそうですが、過去の作品を月曜〜日曜までの間で無料連載する仕組みや、それらを全部読んで行くためのポイント制、また無名新人の漫画が読める等あきらかに今出ている漫画アプリの良いところを全て詰め込んだ形になっている所です。
テレビCMでお馴染みの「コミコ」や「めちゃコミック」、そしてその他の漫画アプリの台等はあきらかに出版漫画の仕組みを変える形になってきています。
これは感覚ですが、電車内で新聞や雑誌を読む人間も昔に比べるとかなり少なくなりました。
また、雑誌だけでなく漫画コミックもキンドルなど電子書籍リーダーを買う人間が増えてきています。
漫画アプリは最新の漫画だけでなく、過去の作品も配信しやすいというメリットもあり、さらには課金のサブスクリプションという形も取りやすい為、これからどんどん浸透していく事は間違いありません。
出版物と個人物の垣根がなくなる時代に
もう一つ注目すべきポイントは大手出版社のしきりでビッグタイトルが出るというスタイルにも変化が出てきている事です。
事実ネットマンガからアニメになったり、有名になった作品も最近増えてきました。
漫画出版に新規参入してきたコミコからアニメ作品になった作品も多数あります。
ニュース系のメディアでは既におこってる事ですが、漫画というメディアにも出版大手と個人との垣根はこれからもどんどん少なくなっていくように思われます。
新しく象徴(シンボル)を作るチャンス
小説、漫画、アニメ、キャラクター・・・・
今まで大きなプロモーションやお金を投じないといけなかった作品の作成と発表のハードルはかなり下がってきました。それこそSNSなどの活用次第では、低額でプロモーション活動も可能になってきています。
全ての個人、会社に世の中に作った物をアピールするチャンスが転がっている時代なのです。
小説、漫画、アニメ、キャラクターは自社のプロダクトをただ、アピールするよりも人間的で、個性的でわかりやすい為、一度その目線で何か発表してみる事はかなり有効です。
現在大手広告代理店などがテレビCMも含めて色々なプロモーションをしていますが、ちゃんとストーリー性やキャラクター性を抑えた広告を展開しています。
そのベースにあるのは元来、クリエーター作品のプロセスとそこまで差異はありません。