日本の映画館で映画見放題(月1000円程度)サービスは登場するのか? その障壁は?

全米で目下進行中のこのサービスは様々な調整を経て継続しています。

まだまだ調整することはたくさんありそうだが、何にせよ月1000円というコスパはどう考えてもメリットがありますね。

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wired.jp

はたして、このサービスが日本でも登場する事はあるのでしょうか?

 

 

映画館をとりまく背景

産業的に新作映画は、まだまだ映画館で見ることが定番となっている。

ここには色々な契約の問題も絡んでくるので、簡単にすべての新作映画が同時にコンテンツ配信される事はまだ無いでしょう。(コピーや海賊版がすぐに出回る事になりますしね。)

 

なので、映画館のメリットとして

- 新作がもっとも早く見れる

- 迫力ある映像と音声を楽しめる

 

という点はこれからも変わらないはずです。

 

 

 

興行としての映画館

www.garbagenews.net

こちらのデータが非常に細かくて興味深いです。

ここ数年横ばいだったり少し上下したりとありますが、レジャー施設との合同運営や、4Dシネマなどのエンターテイメント性の向上があって、この数字なのでコレがいっきに市場拡大って事はないように思われます。

つまり、興行としてはこれから下がる事はあっても、上がり続ける事はないでしょう。

 

既に替わりになるサービス

Huluやアマゾンプライムなど定額見放題サービスは確実にレンタルビデオ屋に打撃を与えています。なんでゲオやTUTAYAなども借り放題や宅配(枚数限定)のサブスクリプションを導入し始めてますね。

 

この当然(?)の流れから映画館にも見放題というサブスクリプションの話が出てきたわけですが・・・

 

アメリカの現状

アメリカ人に「映画離れ」の兆し、チケット販売枚数は95年以来で最低 | My Big Apple NY | My Big Apple NY

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さきほどの日本の事情と代わり、アメリカでの映画館での利用率はあきらかに下がってきてますね。

これは見放題のサブスクリプションが出てくるのもうなずけます。

 

逆にこう考えると日本では、このサービスが出てくる可能性はまだ低そうですね。

 

日本での見放題サービスの現状

matome.naver.jp

名作(=旧作)ですが、あるにはあるようです。

 

コメディーやラブストーリー、ヒューマンドラマなどの月替わりに設けたテーマでラインナップされ、時間に比較的ゆとりのある55歳以上をメインターゲットにした作品が毎月4本上映される 

 ただ、映画自体は本当に古い・・・名作なんですよね。

ターゲット的にも世代的にも良いサービスとは思いますが、年寄りだから旧作ばかり見たいと思うなよ!!という所もありますかね。

 

これからに期待?

映画館の運営がうまくいかなくなれば、その可能性もありますが、こういうサービスが出てこない事をむしろ有り難い話しと考えるべきなのですかね?

 

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もしくは金額と利用頻度の折り合いがつけば

例えば平日限定などその穴の時間帯を埋めるサブスクリプション

は早々と登場するかもしれませんね。