メデイアを作るという事。お金がかかるという事。バンダイナムコの新IP戦略とは?

昔は作品と読んでいたものをIPという言い方に変えてるようですね。

 

IP = 知的財産

 

という意味らしいです。著作権から初まり、メディアミックス展開、グッズ化など確かに、あらゆる商材の核になる著作権現代社会のIPと言えるでしょう。

 

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ガンダム」や「ドラゴンボール」「仮面ライダー」「プリキュア」といった強力なIPを持ち、」玩具やゲームで展開しているバンダイナムコグループ。最近でも「ラブライブ!」「ガールズ & パンツァー」「アイドリッシュセブン」といったタイトルをヒットさせているが、10年後を考えた時に「新しいIPを私たちが作って海外展開しなければビジネスモデルの継続性を担保できない」と田口社長。よりいっそうの新IP創出に向け、オールバンダイナムコグループで取り組むことになった。

 

確かに10年後の商売という意味では、最近の新しいIP類は美少女物という意味のくくりに限定されてる感じがありますね。

 

現役のアイドルユニットの例(AKB等など)の例を考えても最盛期のパワーを維持することは出来ても、どうしても後発のアイドルユニットに人気を奪われてしまう部分もあるので、10年先もと言われると確かに現状の物だと難しくなってくると思われます。

 

そして、新IPの創出には、やはりお金がかかるという事。

このために注ぎ込むお金は、2017年度までの50億円の実に5倍にあたる250億円。このうち100億円をオリジナルIP創出投資、100億円を外部IPとの取り組みや内部IP軸戦略支援などのIP戦略本部による投資、50億円を新規事業や新技術などのチャレンジ支援投資に使うという。

ものすごい金額ですね。金額の規模だけなら今までの5倍のIP投入が可能という数字です。消費者側の受け入れのキャパシティもありますが、テレビアニメも含めかなりのメディア展開がなされていくと思います。

 

それでも必要なのは

オリジナルを作っていく上で重要なのは、クリエイターをどう確保するか、優秀なクリエイターとどう向き合うか」と話し、ヒットする作品作りのためにクリエイターを重視していく姿勢を表明した。

 クリエイター = 才能 なんですよね。

 

全ての始まりは「個人〜プロダクション」になりますし、バンダイナムコの場合はそれがメディアミックスにつながり、商品化につながらない事には話しにならないわけで、この「メディアミックス、商品化」ありきの戦略に合う作品がいきなり出るかは疑問ではありますね。

 

売れなくても良い作品、商品化出来なくても良い物語はたくさんあるわけですが、爆発的なヒットを最初から要求されるバンダイナムコの今後に注目です。