シンプルに考えよう。 世の中のサービス、商品が成り立つセグメントは大きく分けて2つ。

シンプルに

商品・サービスについてマーケティングを始め、あまりにも難しく考えすぎる人が多いので、シンプルに考えてみましょう。

 

世の中のサービス、商品のセグメントは大きく分けて2つ。

① 一つは順位付けで評価、選択されるもの

② 一つは完成度で評価、選択されるもの

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解説

 

① 一つは順位付けで評価、選択されるもの

 

例えば、貴方がアマゾンプライムやDtv, NetFLix,Huluなどの動画配信サービスを選んで契約する場合、全てを契約するでしょうか?

ここには、人それぞれの持っている時間とお金という制約が必ずつきまといます。

当然ながら、そういう理由でどれかを選ぶでしょう。

つまり提供されたサービス、商品に優劣、順位がつくのです。

 

 

② 一つは完成度で評価、選択されるもの

 

 例えば飲食店が一番いい例です。最低限の味と価格のバランスがとれている状態、つまり完成度があれば、順位付けが大きく影響することは少ないでしょう。

 

世の中のサービス、商品の価値はこの2点のバランスで成り立っている。

この2点のバランスで世の中のサービス、商品の価値は決まっているわけですが、ここで注目すべきは完成度の方です。

 

完成度とは=競合する商品、サービスとのバランス

 

なのです。

 

例えば吉野家を始めとした牛丼チェーン店がのきなみ全国にありますが、これらの完成度は必ず他の競合チェーン店との比較の中で生まれてきます。

また、これらのチェーン店が出来る前なら牛丼専門店もありえたと思うのですが、チェーン店で、あのクオリティの物を出されると、値段を含めた完成度で負けてしまうでしょう。

 

100円均一の商品の完成度も一昔まえとは比べ物にならないぐらいに上がっており、昔であればシャーペンやボールペンは100円均一の物は使い物にならなかった(10年以上前)のですが、今ではそんなことはまったくなく、文房具を売る難しさもでてきてるのが現状です。

 

このように完成度とは、他の競合サービスとの比較の上になりたっていくのです。

 

こう考えていくと、サービス、商品の順位付けも自ずと理解されると思います。

 

このような理由で、サービス商品開発において競合サービスのリサーチや顧客が潜在的に持っているニーズを割り出すのが重要になってくるのですね。

 

全ては競争原理の中で成り立つ、当たり前すぎる事ですが自分たちの商品やサービスにあてはめたり分析し、PDCA化するには、それなりに時間がかかりますし、もっとセグメントを分けていく必要はあります。