マーケティングの基本「自分の判断基準」「自信の根拠」に依存しない思考法、分析の仕方を考えてみよう。

人の判断

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人は何かをする上で判断を基準に行動を起こす。

2つ以上の選択肢を選ぶ場合、そこには判断が必要になる。

しかし、その判断をどのように行っているか意識した事があるだろうか?

 

判断の源

最終的には判断の源は人それぞれの感性である。

物を買うなら安い高いや、その物自体のクオリティ、また使用するシチュエーションなどを様々な要素を意識的にも、無意識的にも考えるだろう。

そしてそれらが渾然一体となって判断をする事になる。

 

が、もしもこの判断の源を封じられた場合人はどのように物事を決めるのだろうか?

 

 

人の気持ちになって考える難しさ

例えば頭の中に浮かぶ自分の知り合いの気持ちになって物事を判断してみよう。

今日何をするか、今から何を買おうと思うのか、どんなサービスを利用したいと考えるのか?

これらは案外簡単なようで難しい。

しかし、その人の事を良く知っていればもしかすると、ある程度は予測ができるのでは無いだろうか?

実はこれがペルソナ作りなどとほぼ同じような事だったりする。

様々な人間との付き合いがあれば、「自分の判断基準」以外の判断が可能になるのでは無いだろうか?

 

 

マーケティングの基本

たらればではあるが「人の気持、考えがわかる」「対象の人達が何を将来選択するかわかる」という事が超能力などで可能であればマーケティングは容易い。

これが「日本に済む20代の女性の70%が〇〇ぐらいで買える〇〇を欲しがっている」などの情報が頭に超能力のように入ってくるのであれば、後はそれをその値段で作るだけというシンプルな話しになるだろう。

もちろん、そうならないからマーケティングという物が存在する。

が、結局はマーケティングの基本とは「自分の判断基準」以外で考えるという事にほかならない。

 

 

 

自分の判断基準以外で生活を送る?

さて、これが本題。

 

考えてみてほしい。

 

自分の判断基準以外で生活を送る人なんているだろうか?

 

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実はそのような人間は結構いる。

程度の大小はあれど、トレーナーやコーチがつくような物は、自身の判断だけでトレーニングをしないだろう。

また、セミナーなどに没頭する人は自分の判断ではなく、セミナーでの言葉や書籍を判断基準にする事も多い。

また、狭い意味では今日の自分が決めた事を明日の自分が行い続ける場合も同じと言えるかもしれない。今日の自分と明日の自分の価値観、考えが必ずしも同じとは限らないのだ。

 

自分の判断基準以外から新しい価値が生まれる

よく自分の限界は自分が作っているという話しがあるが、それは自分の判断基準という物に起因する。

しかしマーケティングの例を見ても、トレーニングでのトレーナーの例を見ても自分の判断基準以外で物事を判断した時に新しい価値観が生まれるという事がわかるだろう。

もともと自分の価値観や判断も過去の経験や今の生活範囲での妥協から生まれる物が多い。

日々を自分以外の判断基準で少しでも考え、判断できるようになった時見えてくる世界はビジネスだけでなく自身のライフサイクルの改善にも役に立つだろう。