量と質を語る場合、仮に質という言葉を使ってはいけないとしたら、質をどう語るか?
量と質本来の意味
量と質というのは永遠のテーマのように、色々な機会に登場します。
ただ、本来の意味の量や質から離れて使われる機会も多いのではないでしょうか?
特に量と質を天秤にかけて論じる場合は正直な所、本来の意味から大分かけ離れてると感じます。
「量」を取るか「質」をとるか
や
「量」から「質」へ変化する
みたない場合です。
質という意味は本来は性質や品質など「他の物との区別」の上でなりたつ言葉です。
そして量は同じ物が複数あっても存在できる言葉です。
そういう目線で考えた時、上に上げた言葉を回りくどく言うとこうなります。
「量」よりも「他と比べた時に生じる価値」を取る。
と
「量」重視から「他との差別化」重視へ移行する
となります。
2つの関係について
また、この量と質の関係は実際には行動で示せるかどうかの側面もあります。
例えばスポーツなどでの技やテクニックは、そのルールで評価されている、技やテクニックを実際に行うには行動の正確性が必要となります。
それは職人と呼ばれる人も同じですね。
また、その行動を生む為に知識が要求される場合もあり技術職での質の定義にもつながります。
改めて質とは?
このように見ていくと質とは改めて
- 他との差別化
- 行動の正確性の変化
という2つの側面があることがわかります。
そして仕事においてもこの質の定義は色々な物事を明確にしてくれるはずです。
質を求める事、質とは何かを言及する機会は多いでしょう。
その時、シンプルに「差別化」「行動の正確性」に置き換えて考えられるかどうかが基本中の基本となるでしょう。