顧客に驚きの体験を!「マーケティング4.0」とは何か?1.0,2.0,3.0との違いは?

色々言葉にすると難しいですが、定義しつづけるのは大事ですね。

マーケティングも誰が初めたのか、各バージョンを定義して進化してきてるらしいです。

 

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マーケティング 1.0から2.0

マーケティング1.0」の課題は販促すること、つまり「作ったものをどうやって売るか」であった。それが、「消費者志向」の高まりで、売れるもの、必要とされるものをどうやって作るかが重視されるようになった。これが「マーケティング2.0」への変化だ。

マーケティング 2.0から3.0

 マーケティング2.0では、他社よりも良いもの、顧客に欲しがられるものを作ろうという「差別化」こそが戦略になった。しかし、そもそも顧客とは何か。コトラー氏は。顧客とは単に目の前の消費者だけではなく「マインドとハートと精神を持つ全人的存在」であり、マーケティング3.0では、その全人的存在である顧客に対してアプローチしなければならないと説いた。

マーケティング 3.0から4.0

マーケティング4.0で大切になるのは「顧客の自己実現を支援したり、促進したりするような商品やサービスを開発すること」だという。マーケティング4.0はマーケティング3.0を完全に上書きしてしまうものではない。むしろ3.0を補完し、自然に広めていくためのものといえる。

 

実際のマーケティング活動は、そこまでシンプルではないですが結局難しいのは「他人の尺度で物事を捉え感じる事」なんですよね。

 

例えば

男性が女性目線の商品を開発するという矛盾と難しさ

を定義したり

若い世代がお年寄り向けの製品を開発(その逆も然り)

のような事なんですよね。

 

マーケティング4.0で大切になるのは「顧客の自己実現を支援したり、促進したりするような商品やサービスを開発すること」

 

このような定義の仕方は確かにヒントになるかもしれません。

水越氏はマーケティング4.0の世界で考え直すべき事柄を4つにまとめる。1つ目は、マーケティング3.0同様に社会のため、価値主導を推し進めるということ。2つ目はデジタルエコノミーに焦点を当てること。3つ目はデジタルエコノミーが作り出す「コネクテッドカスタマー」と呼ぶべき顧客像を持つこと。そして4つ目は、単に良い製品や良いサービスだけでなく「Wow!」、つまり驚きの体験、感動を与える何かを作り出し、提案していくことだ。

 方法論までに落とし込むならば、もう少し具体性が必要ではありますが、良いマーケティングモデルを定義するには足がかりになるヒントですね。